■ 背 景 作 成  < 2 >

■壁を塗る

 空が終わったので、残りの壁部分を塗っていきます。

 まずは空のベースのグラデーションを塗った要領で、こちらも基本となる色を置き、ぼかしていきます。
 空に色がはみ出さないように気を付けながら。

 ベースの色を塗り終わったら、今度は光と陰になる部分の色をのせていきます。

 この時点では、かなり大雑把にのせていっても問題ないので、はみ出しも気にしません。
 (空にははみ出しちゃダメですが)

 凹凸のイメージが掴める程度に色を置きます。

 上で塗った色を、ベースの色になじませていきます。

 とりあえずぼかします。

 ひとまずぼかし終わったらこんな感じです。
 それらしくなってきたでしょうか。

 これだけでは、表面がつるりぬるりとしているので、表面にテクスチャを入れていきます。

 ここで、ぼかしブラシの粗さを0%から好みの値まで引き上げます。
 テクスチャの種類や強さはお好みで。

 ここで、テクスチャについて少々補足を。
 白っぽいテクスチャを入れてぼかすと、ぼかした部分に暗くテクスチャが入ります。
 逆に黒っぽいテクスチャだと、ぼかした部分が明るくなります。
 コントラストや明度によっても、テクスチャ部分の色の出方が変化します。
 上手くテクスチャ反転等を使って使い分け、テクスチャを入れていきましょう。

 ホントにテキトーです。テクスチャ入れは。
 せいぜい光の方向を考えつつ、明暗を使い分けるくらいでしょうか。
 今回は「粗目」「舗道」「ひび」の3種を使っています。

 テクスチャの濃さ(粗さの強さ)にもよりますが、テクスチャが強すぎて浮いてしまうことも。
 その場合には、粗さを0%にしたぼかしブラシでテクスチャをなじませます。

  「テクスチャを入れる→ぼかしてなじませる」を繰り返し、大部分の塗りは完了です。

 ここらへんで一度上書き保存をしておきます。

 最後に細かい部分の修正を。

 エッジ部分の調整や、微妙なはみ出し等を直していきます。

 修正が終わったら、背景は完成です。

 上書き保存をした後、乾燥させて水彩の色を定着させます。
 その後、PSD形式で別名保存します。

 今度は人物の塗りに入ります。